ふぐの白だし
失敗の連続から生まれたふぐのだし
シマヤ商品開発部の木曽 尚部長(当時課長)。
シマヤは風味調味料「だしの素」を生み出した、周南市の調味料メーカー。
その「だしの素」を長年作り続けてきた木曽さんに与えられた使命は、『山口ゆかりの原料で、「ふぐの白だし調味料」を作ること』だった。
【木曽さん】
特に「だしの素」系は、作ったこともあるのでいいんですけど、全く新しい原料を使った液体の商品は、かなり試作回数を重ねて作りました。
原料に選ばれたのは、これまでありそうでなかった「ふぐ」。
この「ふぐ」を使った白だし作りに、木曽部長は試行錯誤を繰り返していた。
試作を重ねること、なんと27回。
分離したもの、とろみ材に使った寒天が固まってしまったもの・・・。
失敗作が苦労を物語る。
【木曽さん】
みんなの気持ちが今回はすごく、この商品にこめられていると思うんですよ。
ですから、非常によい仕上がりの商品になったんじゃないかと思いますね。
※この内容はyab「ステーションY」で放送されたものを編集しました。