美味しい出汁を取るのには美味しい鰹節が必要です。美味しい鰹節は、削りたての鰹節が一番美味しいと思います。
それでもって鰹節を削るためには鰹節削り器が必要になってきます。昔ながらのかんな式のかつお削り節削り器もとっても素晴らしいんですが、普通に考えるとちょっとハードルが高い気がしてしまいます。
プロの方なら当たり前かもしれませんが、いきなり本枯れ節をプロが使うようなカンナ式の削り節器を使って作ることができるんでしょうか?
そんな不安をかき消してくれるような素晴らしい鰹節削り器があります。
鰹節削り器の種類
鰹節削り器には大きく分けてかんな式と手回し式の二つの種類があります。どちらも一長一短ありますので、しっかりとその内容を把握した上で購入したいものです。
カンナ式
昔ながらの鰹節削り器です。ネットなどでもいろんなタイプのものが販売されています。見覚えがある器具なのでなんとなく使えそうな気はしますが、もし初めて鰹節削り器を使おうという方の場合は本当に器用な方である程度体力のある方がいいかもしれません。
体力があるというのはどういうことかと言うと、やってみたらわかると思うんですが結構、力がいります。
カンナ式という名前からも分かるように、構造的には大工道具のかんなをひっくり返したような形状になっています。ですので削る部分の歯が上の方に出ている形になります。間違ってその歯の上を撫でてしまったりすると手を怪我してしまう恐れもあります。
貝印の鰹節削り器はAmazon ではかなり人気の商品になっています。削った量も一目でわかるような半透明のケースが付いていますので、従来のような木製の削り節機に比べると使いやすくなっています。もし手動の鰹節削り器を検討している方であればこの貝印の鰹節削り器も選択肢の中に入るんではないかと思います。
こちらの鰹節削り器はAmazon では定番の商品となっています。通常サイズのものですが、一回り小さいミニチュアサイズの鰹節削り器もあります。ただミニチュアサイズの鰹節削り器は実用的にはあまり優れていませんので、購入されるんであれば通常サイズのものが後々困らないと思います。昔ながらの方法で削りたいという方の場合はこちらの鰹節削り器が一番の選択肢になるかと思います。
手回し式
自宅で簡単に鰹節が削ることができるように開発された鰹節削り器が「おかか」です。従来のカンナ式と比べるとはるかに楽に鰹節を削ることができます。Amazon などでの購入者のレビューを見るとよくわかりますが、もっと早く購入しておけば良かったという声も上がっています。
きちっとセットさえすれば簡単に削りたての鰹節を味わうことができます。子供や年配の方でも安全に使うことができますので鰹節を自宅で作るハードルをかなり下げてくれた神アイテムと言ってもいいと思います。
鰹節削り器オカカの使い方
お正月といえば、お雑煮。つきたてのお餅が美味しいように、削りたての鰹節も美味しいんです。我が家では食卓に鰹節削り器のオカカが置いてあるので、使う分だけ削ります。お雑煮だけじゃなく、ねこまんまに出汁にと年中大活躍の年代物のオカカです👍 pic.twitter.com/K0Wx6WA7GU
— 手火山造りの鰹節『やまじゅう』 (@tebiyama) January 3, 2017
そして上から少し押さえてハンドルを右側の方にぐるぐる回すだけです。押さえ方があまりに強すぎると回せませんのでそこはちょっと加減が必要になってきます。説明はそんなに必要ないと思いますが、実際に動画で説明されている方がいますので参考までにそちらを掲載しておきます。やっぱり削りたての鰹節というのはサクラ色をしていて風味も抜群ですね。
鰹節削り器「オカカ」のメリットデメリット
安全・簡単で美味しい!
おかかのメリットとデメリットですが、メリットはやはり安全に簡単にそして美味しい削り節を作ることができるという点です。Amazon のレビューなどにも書いてありますが葉先が隠れていますので子供などでも安全に利用することができます。ただし刃を調整することはできませんので一定の削り方しかできません。これはメリットでもありますしデメリットと捉えることもできます。言い忘れましたが、早く削れるっていうことも一つのメリットです。
本体重量も1 kg を切っていますのでそこまで大型の機械ではありません。替刃方式なので刃を研ぐ必要もないというのがもう一つのメリットです。
コスト面でのメリット
もう一つ大きなメリットがあります。美味しいというのは当然なんですが、コストを考えても実際に鰹節削り器を使った方が、販売されているパックの鰹節よりもコスト面が優れているという点です。
鰹の本枯節が約250 g で2000円ほどですので、パックの鰹節を買うよりはこちらで少しずつ削って使うほうがコストの面から考えても優れています。
ちなみに鰹節のパックは、代表的なヤマキの鰹節が1 g 入りの40パックで648円で販売されています。つまり40 g で648円です。単純に計算すると200 gでも3240円となります。鰹節の本枯節が250 g で約2000円ほどで販売されていますので、どう考えても自分で鰹節削り器で作った方がお得だということが分かると思います。